大国主神社
おおくにぬしじんじや
貴志川左岸にある陽向山に鎮座。当社のほぼ東にあたる貴志川中には国主淵がある。祭神は大国主命・天照大神・少彦名命。旧村社。「おくにっさん」と通称され、古くは貴志荘一四ヵ村の産土神。「続風土記」によれば、八十神たちの危難から逃れて五十猛命(現和歌山市伊太
曾神社)のもとへ赴こうとした大国主命が、当地を訪れたことを由緒として祀ったのに始まるという。「紀伊国名所図会」に国主神社とみえ、嵯峨天皇が神告を受け中興、弘仁九年(八一八)に社殿造営があったとする。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 
出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報
Sponserd by 