大学評価・学位授与機構(読み)だいがくひょうかがくいじゅよきこう

知恵蔵 「大学評価・学位授与機構」の解説

大学評価・学位授与機構

大学以外で学んだ人たちの学習成果を判定し、学位を授与する学位授与機構が国の機関として1991年に設置された。さらに大学を評価する第三者機関としての機能が加わり、2000年4月に大学評価・学位授与機構が誕生した。学位授与業務に加え、国立大学の評価、ならびに大学評価に関する調査研究、情報の収集分析、提供を担う。04年度から、すべての大学、短大高等専門学校が7年以内ごとに文部科学省が認証した機関の評価を受けることが義務づけられ、機構は認証機関として05年度から評価を開始。06年3月、初めての大学評価結果を公表した。初年度の対象大学は、長岡科学技術大学、豊橋科学技術大学、公立はこだて未来大学、大分県立看護科学大学だった。

(高橋真理子 朝日新聞記者 / 2007年)


大学評価・学位授与機構

大学以外の高等教育機関で学習した人たちの学習成果を評定し学位を授与するため、1991年から学位授与機構が活動を行ってきたが、それに新しく大学評価を行う機能が加えられ、2000年4月に設置された。大学評価については、98年の大学審議会答申が大学の自己点検・評価を補完するものとして第三者評価システムの設置を提案、学位授与機構を改組することで実現した。国立大学の中期目標の達成度評価に関わるほか、国公私立大学の認証評価機関の役割も果たす。

(金子元久 東京大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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