大島(新潟県の旧村名)(読み)おおしま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「大島(新潟県の旧村名)」の意味・わかりやすい解説

大島(新潟県の旧村名)
おおしま

新潟県南西部、東頸城郡(ひがしくびきぐん)にあった旧村名(大島村(むら))。現在は、上越(じょうえつ)市の東部を占める一地区。2005年(平成17)安塚(やすづか)町、柿崎(かきざき)町、大潟(おおがた)町、吉川(よしかわ)町、板倉(いたくら)町、名立(なだち)町、浦川原(うらがわら)村、牧(まき)村、頸城(くびき)村、中郷(なかごう)村、清里(きよさと)村、三和(さんわ)村とともに上越市に編入。旧村域は、東頸城傾動地塊山麓(さんろく)を流れる保倉(ほくら)川の上流侵食谷に分散する約26集落からなり、北越急行ほくほく線、国道253号、403号、405号が通じる。主産業は農業であるが、急斜面の棚田に依存する稲作豪雪地すべりに悩まされる。過疎化、老齢化が著しい僻村(へきそん)からの脱却を目ざし、園芸など新分野の開拓や工業、観光にも力を入れている。大山温泉、菖蒲(しょうぶ)高原などがある。

[山崎久雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android