大年(読み)オオトシ

デジタル大辞泉 「大年」の意味・読み・例文・類語

おお‐とし〔おほ‐〕【大年/大歳】

《「おおどし」とも》おおみそか。 冬》
手前銀子ぎんすのたまりありとも、―の夜に入りて渡すべし」〈浮・永代蔵・五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「大年」の読み・字形・画数・意味

【大年】たいねん

高年

字通「大」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の大年の言及

【除夜】より

…大晦日の夜。年の夜,大年,年越しなどともいう。神社では大祓(おおはらえ)といって人形(ひとがた)に託して罪穢を流し,寺院では百八煩悩の鐘をつき鳴らす。…

【年越し】より

…オオトシ(大年),トシノヨ(年の夜)などともいう。1年の境目の大晦日の夜のことで,年の改まりに際しての年神祭や年重ねに関する行事がある。…

【プラトン数】より

…216はさらに,33+43+53,63,35×6+6の形に書き直せるが,これらはそれぞれ216が,ピタゴラス学派以来宇宙の要素を表す数として尊重された3,4,5の3乗の和,結婚数6(男性数3×女性数2)の3乗,調和数35(6+8+9+12)の6倍と結婚数6の和であることをも示す。一方,12960000=360×36000と考えれば,1年を360日とした場合の36000年を指すことになるが,これはいわゆる〈プラトン大年magnus Platonicus annus〉(プラトン年Platonic yearまたは単に大年great yearともいう)に一致する。〈プラトン大年〉とは,現在では一般に,春分点が歳差によって黄道を一周するのに要する時間(約26000年)とされているが,古くは,地球をめぐる8天体(太陽と7惑星)が元の位置に戻るのに要する時間をいい,36000は〈完全数〉の名で呼ばれることもあって宇宙の更新が行われる聖なる周期と考えられていた。…

※「大年」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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