大忌(読み)オオミ

デジタル大辞泉 「大忌」の意味・読み・例文・類語

おおみ〔おほみ〕【大忌】

《「おおいみ」の音変化》
荒忌み」に同じ。
神事に奉仕する官人で、占いによって小忌おみに選ばれない人々。
荒忌みの際に着る服。

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精選版 日本国語大辞典 「大忌」の意味・読み・例文・類語

おおみおほみ【大忌】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 祭会のとき、神事をとり行なう人が真忌みに先だって、あらかじめしておく物忌みのこと。おおいみ。荒忌み。⇔小忌(おみ)
  3. 祭会神事に奉仕する官人で、卜定によって小忌に選ばれない人々。小忌ほど厳重ではない斎戒大斎)にあたる。大嘗宮にははいれなかった。
    1. [初出の実例]「大斎親王以下参議非参議三位以上参入」(出典:内裏式(833)十一月新嘗会式)
  4. のときに着る当色(とうじき)の服。
    1. [初出の実例]「山あゐの色をかさぬるこよひだにおほみの袖やかはらざるらむ〈津守国量〉」(出典:新葉和歌集(1381)冬・五〇〇)

おお‐いみおほ‥【大忌】

  1. 〘 名詞 〙おおみ(大忌)

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普及版 字通 「大忌」の読み・字形・画数・意味

【大忌】たいき

大災

字通「大」の項目を見る

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