コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

大気汚染による健康障害 たいきおせんによるけんこうしょうがい

1件 の用語解説(大気汚染による健康障害の意味・用語解説を検索)

家庭医学館の解説

たいきおせんによるけんこうしょうがい【大気汚染による健康障害】

 一酸化炭素二酸化硫黄(にさんかいおう)、二酸化窒素(にさんかちっそ)、浮遊粒子状物質オキシダントの5つが、環境基準によって、大気中の濃度を継続して調査する物質に定められています。
 日本では、産業の発展が先行し、大気汚染対策が遅れたため、1961年以降、石油関連産業の臨海工業地帯四日市市で、気管支ぜんそくのような症状を訴える人が多発し、四日市(よっかいち)ぜんそくと呼ばれました。この四日市ぜんそくは、二酸化硫黄濃度との間に強い関連がみられることが報告され、大気汚染による公害病の代表的な事例になっています。
 また、1970年には、光化学大気汚染に関連して、目や気道の刺激症状を訴える人が出て、なかには、呼吸困難けいれん発作、意識障害で入院する人もいました。いわゆる光化学(こうかがく)スモッグ事件です。
 大気汚染との関係が比較的明らかになったこれらの症状は、その後、大気汚染対策が進んだ結果、しだいにみられなくなってきています。
 1987年の政府の専門委員会の報告書では、現状の大気汚染は、気管支ぜんそくや慢性閉塞性肺疾患(まんせいへいそくせいはいしっかん)(慢性気管支炎肺気腫(はいきしゅ)など)の発症になんらかのかかわりをもっていることは否定できないが、過去のようなかかわりはみられないと報告しています。
 しかし、自動車通行量の多い自動車道沿道では、調査の確保が必要であるとしています。

出典|小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。この事典によって自己判断、自己治療をすることはお止めください。あくまで症状と病気の関係についてのおおよその知識を得るためのものとお考えください。

大気汚染による健康障害の関連キーワード一酸化炭素塩化硫黄酸化炭素三酸化硫黄二酸化硫黄二酸化二酸化鉛二酸化炭素固定二酸化炭素泉一酸化炭素ヘモグロビン

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone