大沢新村(読み)おおざわしんむら

日本歴史地名大系 「大沢新村」の解説

大沢新村
おおざわしんむら

[現在地名]篠山市大沢新

大沢村の東に位置する。中世大沢庄のうちで、小八田おばた村などとみえる。近世には小畑おばたと記される。正徳四年(一七一四)の大沢組茶園畝高帳(杉本家文書)に大沢新村とみえ、高一四九石余のうち茶高五三石余。「丹波志」に大沢庄のうちとして「大沢新」とみえ、高一四九石余。また古名は小畑で、貞享二年(一六八五)大沢村高四石余・味間新あじましん村高三石余・中野なかの村高一斗余・犬飼いぬかい村高一〇二石余・初田はつだ村高三九石余を合せて一村としたと記される。


大沢新村
おおざわしんむら

[現在地名]城端町国広くにひろ

立野たてのはら丘陵の東麓部、あちこちにある飛地を総称していた。寛保三年(一七四三)新開(「村鑑帳」菊池家文書)。天保一〇年(一八三九)以降山田組に属した。嘉永六年(一八五三)の村鑑帳(菊池家文書)には組高帳不入高九六石、免九歩、定納八石余、組高帳入高一〇石余とあり、無家村。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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