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大田皇女 おおたのおうじょ

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

大田皇女 おおたのおうじょ

?-? 飛鳥時代,天智天皇の第1皇女。大海人(おおあまの)皇子(天武天皇)の妃。
斉明天皇7年新羅(しらぎ)(朝鮮)遠征にしたがって筑紫(つくし)にむかい,途中備前(岡山県)で大伯(おおくの)皇女を,天智天皇2年娜大津(なのおおつ)(福岡県)で大津皇子を生んだ。天智天皇6年(667)以前に死去。

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朝日日本歴史人物事典の解説

大田皇女

没年:天智6以前(667)
生年:皇極3?(644)
7世紀中ごろ,天智天皇と嬪遠智娘の皇女。持統天皇は同母妹。母はその父蘇我倉山田石川麻呂の無実の死を悲しみ,弟建皇子を生んでまもなく早世。幼い大田らは祖母皇極天皇に育てられたらしい。父天智の政略に添って斉明2(656)年,若くして叔父大海人皇子(天武天皇)の妃となり,同7年に大伯皇女を,天智2(663)年に大津皇子を,ともに百済救援の西征の途上で生む。敗戦後,帰京。数年後に没し,同6年,皇極天皇陵の前の墓に葬られた。父と夫に従い戦陣で生んだふたりの子は,成人後,天武皇后となった妹持統天皇によって死と失望に追いやられる。<参考文献>直木孝次郎『持統天皇』

(義江明子)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

おおたのひめみこ【大田皇女】

天智天皇の第1女。生没年不詳。母は蘇我石川麻呂の女遠智娘。同母妹弟に645年(大化1)生れの鸕野(うの)皇女(持統天皇)と651年(白雉2)生れの建皇子がいる。妹とともに叔父大海人皇子(天武天皇)の妃となる。661年(斉明7)百済救援のため父や夫とともに筑紫へ赴く途中,備前国大伯海で大伯皇女(おおくのひめみこ)を生み,663年(天智2)筑紫娜大津で大津皇子を生んだ。667年までに没したらしく,祖母斉明天皇陵の前に墓をつくり埋葬されている。

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世界大百科事典内の大田皇女の言及

【大伯皇女】より

…天武天皇の皇女で大津皇子の同母姉。母は天智天皇の皇女大田皇女だが,大伯が6歳のおりに没した。673年(天武2)斎宮に命じられ,13歳から26歳までの間伊勢神宮に仕えた。…

【大津皇子】より

…天武朝の政治家,漢詩人,万葉歌人。天武天皇の第3皇子,母は天智天皇の皇女大田皇女。万葉歌人大伯皇女(おおくのひめみこ)の同母弟にあたる。…

※「大田皇女」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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