デジタル大辞泉
「大血管転位症」の意味・読み・例文・類語
だいけっかんてんい‐しょう〔ダイケツクワンテンヰシヤウ〕【大血管転位症】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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大血管転位症
だいけっかんてんいしょう
transposition of the great arteries
正常とは逆に,大動脈が右心室から,肺動脈が左心室から出ている奇形。したがって,右心系が静脈血を大循環系に,左心系が動脈血を小循環系に拍出することになり,生命維持のために両循環系に短絡が必要で,卵円孔や動脈管開存,心房や心室中隔欠損などの合併がみられる。臨床上,心室中隔欠損非合併型,心室中隔欠損合併型,左心室流出路狭窄型の3型に分類される。症状は生後数日で始り,低酸素血症や心不全などで1年以内に大部分が死亡する。治療は手術による。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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