大血管転位症(読み)ダイケッカンテンイショウ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大血管転位症」の意味・わかりやすい解説

大血管転位症
だいけっかんてんいしょう
transposition of the great arteries

正常とは逆に,大動脈が右心室から,肺動脈が左心室から出ている奇形。したがって,右心系が静脈血を大循環系に,左心系が動脈血を小循環系に拍出することになり,生命維持のために両循環系に短絡が必要で,卵円孔動脈管開存,心房や心室中隔欠損などの合併がみられる。臨床上,心室中隔欠損非合併型,心室中隔欠損合併型,左心室流出路狭窄型の3型に分類される。症状は生後数日で始り,低酸素血症心不全などで1年以内に大部分が死亡する。治療は手術による。

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