デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大野伝兵衛」の解説 大野伝兵衛(8代) おおの-でんべえ 1830-1876 幕末-明治時代の豪商。文政13年3月15日生まれ。上総(かずさ)(千葉県)東金(とうがね)で薬種業をつぎ,安政4年東金領主だった陸奥(むつ)福島藩主板倉家の御用金御用達頭取となる。文久元年から私財を投じて山林をひらき,茶畑をつくる。茶は東金茶として知られ,アメリカにも輸出。俳諧をよくした。明治9年7月29日死去。47歳。名は秀頴。俳号は風乎(ふうこ)。 大野伝兵衛(6代) おおの-でんべえ 1750-1825 江戸時代中期-後期の豪商。寛延3年生まれ。上総(かずさ)(千葉県)東金(とうがね)の商家をつぐ。小児薬一角丸をつくって販売し,巨富を得る。常陸(ひたち)水戸藩主徳川治保(はるもり)のとき,水戸家御用となった。文政8年9月24日死去。76歳。名は秀澄。幼名は安太郎。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by