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天則 テンソク

デジタル大辞泉の解説

てん‐そく【天則】

自然の法則

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

てんそく【天則】

ベーダ時代のインドで,全宇宙の秩序を保つ原理として考えられていたもの。サンスクリット語リタṛtaの訳。則は,天体の運行,自然界の秩序のみならず,祭式のありかた,人倫のありかたなど,いっさいに貫徹せんとするものである。神々も人間も,この天則を守る誓戒(ブラタvrata)を立てなければならず,これに絶対的に服従しなければならない。天則は,規則であると同時に,実現すべき真実であるとされる。《リグ・ベーダ》によれば,天則を守護する司法神はバルナである。

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大辞林 第三版の解説

てんそく【天則】

天地自然の法則。天理。

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世界大百科事典内の天則の言及

【インド神話】より

…バルナは宇宙の秩序と人倫を支配する司法神である。彼は天則リタ(アベスターのアシャに相当)の守護者である。彼は人々の行為を監視し,少しでもリタにそむく者がいたら,その罪人を捕縛し,腹水病にかからせる峻厳な神であるが,その半面,悔い改める者に対しては慈しみ深い。…

【ダルマ】より

…ダルマが正しく守られないとき,人間社会は混乱に陥り,虚偽と不正義が横行するという。古いベーダの時代には,天則(リタ)というものが世界の秩序の根源だとされていたが,やがてその概念は,このダルマによって表現されるようになったのである。また,ベーダの権威を認めず,四つの階級と四つの生活段階を認めず,したがってまた,ベーダにのっとった祭式を認めない宗教,たとえば仏教やジャイナ教でも,ダルマということを非常に重視する。…

※「天則」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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