不易(読み)フエキ

デジタル大辞泉 「不易」の意味・読み・例文・類語

ふ‐えき【不易】

[名・形動]
いつまでも変わらないこと。また、そのさま。不変。「不易な(の)教え」
蕉風俳諧で、新古を超越して変わることのない俳諧の本質
[類語]遠い久しい久しぶり久方ぶり久久しばらくぶりとこしえとこしなえ永久永遠とわ永世恒久悠久悠遠長久不変常磐ときわ永劫えいごう永代久遠くおん無限無窮不朽万代ばんだい万世万古不易千古不易

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精選版 日本国語大辞典 「不易」の意味・読み・例文・類語

ふ‐えき【不易】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. いつまでも変わらないこと。不変。
    1. [初出の実例]「制節謹度、禁防奢淫、為政所先、百王不易之道也」(出典:続日本紀‐養老五年(721)三月乙卯)
    2. [その他の文献]〔史記‐律書〕
  3. 特に、蕉風俳諧理念の一つ。新古を超え、永遠の生命をもつ本質的な姿。→不易流行
    1. [初出の実例]「此句不易にして流行のただ中を得たり」(出典:俳諧・去来抄(1702‐04)同門評)

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普及版 字通 「不易」の読み・字形・画数・意味

【不易】ふい・ふえき

多難。また、不変。〔易乾鑿度〕易は一名にして三義を含む。易なり。變易なり。不易なり。

字通「不」の項目を見る

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