天堂(読み)テンドウ

精選版 日本国語大辞典 「天堂」の意味・読み・例文・類語

てん‐どう‥ダウ【天堂】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 天上界にあって神仏の住むという殿堂。天宮(てんぐ)
    1. [初出の実例]「天堂仏閣人間殿、似有還无与此同」(出典:性霊集‐一〇(1079)詠十喩詩・詠乾闥婆城喩)
    2. [その他の文献]〔遺教経〕
  3. 天上界。極楽浄土
    1. [初出の実例]「何謂地獄天堂乎、何為煩持衆物乎」(出典:三教指帰(797頃)下)
    2. 「安楽・兜率といふは、浄土・天堂、ともに輪廻することの同般なるとなり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)行仏威儀)
    3. [その他の文献]〔宋書‐天竺迦毘黎国伝〕
  4. キリスト教で、天国のこと。現在は用いない。
    1. [初出の実例]「耶蘇が天堂(テンダウ)から来降なし」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「天堂」の読み・字形・画数・意味

【天堂】てんどう

天宮。

字通「天」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む