日本歴史地名大系 「天塩町」の解説 天塩町てしおちよう 北海道:留萌支庁天塩町面積:三五三・四八平方キロ大正一三年(一九二四)四月、天塩郡天塩村が天塩町と改称して成立。留萌支庁の北部に位置し、西に日本海が広がる。町の西部で日本海に注ぐ天塩川を境に北は幌延(ほろのべ)町に接し、南は遠別(えんべつ)町、東は上川支庁中川(なかがわ)郡中川町に接する。町域の北部は天塩川による沖積地、南部は天塩川の支流雄信内(おのぶない)川に開析された丘陵地が広がる。道路は国道四〇号が北東部を通り、同二三二号が西を南北に縦走する。村制時の一六字を継承し、昭和二〇年代に市街地の拡大に伴い、新栄通(しんさかえどおり)・新地通(しんちどおり)の二字を加える。昭和四二年(一九六七)天塩川の切替工事に伴い幌延町と境界変更。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「天塩町」の意味・わかりやすい解説 天塩〔町〕てしお 北海道北部,日本海にのぞむ町。天塩平野の南部,天塩川河口南岸に位置する。 1924年町制。地名はアイヌ語テシュ (簗の意) に由来。江戸時代後期よりサケ,マス,ニシン漁が行われ,河口の中心集落天塩は 1905年頃から,天塩川流送木材の積出しで繁栄した。主産業は酪農と沿岸漁業。天塩港は 52年地方港湾に指定されたが,出入港船舶は少い。面積 353.56km2。人口 2950(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by