日本歴史地名大系 「天池村」の解説 天池村あまいけむら 愛知県：稲沢市天池村[現在地名]稲沢市天池町東は石橋（いしばし）村・桜木（さくらぎ）村に接し、村の中央やや西寄りにある天池の東西に人家が集中しており、東（ひがし）村・西（にし）村とよばれていた（天保村絵図、明治村史）。天正末頃、織田信雄が幅三間の支線道路築造を命じた判物（酒井家文書）に「あま池」とみえ、代官祖父江氏の知行地であった（氷室家文書、織田信雄分限帳）。概高一千二七一石余で、大道寺玄蕃の知行地。 天池村あまいけむら 福井県：福井市旧吉田郡地区天池村[現在地名]福井市天池町中角（なかつの）村の東にあり、九頭竜（くずりゆう）川に沿う農村。慶長一一年（一六〇六）頃の越前国絵図では川合（かわい）庄に含まれていたと思われ、村名は正保郷帳にみえ、田方一千八六石余・畠方一〇三石。福井藩領で、文政六年（一八二三）の給人地方渡名寄帳によれば、酒井与三左衛門ほか六名の相給知行地であった。安永二年（一七七三）の福井藩金津領村鏡（高橋家文書）によると、田方一千五九石八斗余・五〇町二反。 天池村あまいけむら 富山県：婦負郡八尾町天池村[現在地名]八尾町天池窪（くぼ）村の西、室牧（むろまき）谷西部にある。正保郷帳に村名がみえるが、村高などは柚木（ゆのき）村と合せて記される。元禄一一年（一六九八）の郷村高辻帳では足谷（あしたに）村の一五町ほど北東方にある枝村新田としてみえ、高五一石。 天池村あまいけむら 石川県：金沢市旧石川郡地区天池村[現在地名]金沢市天池町犀川西岸に位置し、対岸は下辰巳（しもたつみ）村。正保郷帳では西隣の中戸（なかと）村と併記され、二村合せて高三八五石、田方一四町五反余・畑方一一町一反余。寛文一〇年（一六七〇）の村御印では高一一一石・免六ツ三歩で、ほかに山役一四一匁・蝋役三匁・漆役一匁の小物成があった（三箇国高物成帳）。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
