天童寺(読み)てんどうじ(その他表記)Tiān tóng sì

関連語 柳田 聖山

改訂新版 世界大百科事典 「天童寺」の意味・わかりやすい解説

天童寺 (てんどうじ)
Tiān tóng sì

中国の禅寺。宋代末期に制定された五山の第3位。浙江省寧波(ニンポー)府鄞(きん)県の東にある。寺伝では,西晋時代の創建で,唐代に再興されるが,宋代に孝宗が太白名山の勅額を贈り,景徳寺と称し,明代に天童寺といい,現在は天童弘法寺と称する。宏智正覚がここに住してからにわかに盛大となり,虚菴懐敞のときに,栄西が入宋して,その法を伝えるとともに千仏閣を重建する。ついで長翁如浄のとき,明全と道元が入宋伝法している。明代編集の天童寺志が数種ある。京都の東福寺には孝宗の太白名山の額を伝え,道元の著作にこの寺の記録が散見され,中世日本仏教の祖山の面影を伝える。
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世界の観光地名がわかる事典 「天童寺」の解説

てんどうじ【天童寺】

中国の浙江(せっこう)省の寧波(ニンポー)市東部25km、太白山の麓にあり、「東南仏国」と呼ばれる中国の禅宗五山の一つ。普時代の300年に義興禅師によって建立されてから何度か再建が繰り返され、建築面積4万5000m2、合計999間という、中国でもまれに見る大伽藍(がらん)として甦った。◇「天童寺」の名称は、開祖・義興が初めてこの地に庵を開き、寺院建立のための苦行を行っていた際に、玉皇太帝(道教の最高神)の命を受けた太白山の山神、「太白金星」が童子に身を借り、毎日、食事と飲み物を届けたという伝説に由来する。寺院は、麓から山腹にかけて階段状に建物が立ち並んでいる。

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