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失書 しっしょagraphia

翻訳|agraphia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

失書
しっしょ
agraphia

手や腕の運動障害がなく,知能や精神の障害もないのに文字が書けなくなる症状をいう。大脳の後天的な局所的病変によって起きる。失語 (→失語症 ) や失行失認に付随して現れることが多い。自動書記書取り写字すべてが不能な場合から,自動書記は不能であるが書取りと写字はできる場合,自動書記は可能であるが写字は不能な場合など,種々のタイプがある。

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世界大百科事典 第2版の解説

しっしょ【失書 agraphia】

大脳の破壊によって,文字が書けなくなる状態をいう。ベネディクトM.Benediktによって初めて記載された(1865)。この際,手指の運動障害や知能障害によるものは除かれる。失書はその原因と障害の程度によって四つに分類される。(1)失語症によるもの 失語症では,ほとんどつねに失書を生じ,失語性失書という。自発書字,書取りは障害されるが写字は障害されない。大脳の損傷部位は〈失語症〉の項を参照されたい。

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大辞林 第三版の解説

しっしょ【失書】

運動麻痺や視覚・知能の障害がないのに、文字や文章を自分で書いたり人が言うことを書き取ったりすることができない状態。多くは失語症や失行・視覚失認に伴って現れる。失書症。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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