奈良ホテル(読み)ならホテル

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「奈良ホテル」の意味・わかりやすい解説

奈良ホテル
ならホテル

奈良市にある風格伝統とも日本を代表するホテルの一つ。近鉄・都ホテルチェーンおよび JRホテルグループに属する。 1909 (明治 42) 年開業。新館開業 84年。シカで有名な奈良公園を望む高台に位置し,若草山興福寺の五重の塔などが借景となる。敷地面積約2万 3294m2。桃山風総檜造の本館は地上2階,地下2階,客室数 67室,収容人員 127名。新館は地上4階,客室数 65室,収容人員 122名。売上構成比は宴会 35.7%,宿泊 26.6%,料飲 20.3%,その他 17.4%。資本金4億円,従業員数 193名 (1997) 。

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デジタル大辞泉プラス 「奈良ホテル」の解説

奈良ホテル

奈良県奈良市にあるホテル。1909年開業。建物辰野金吾片岡安による設計の和洋折衷洋式(河合浩蔵の設計との説もある)。関西における国賓皇族の宿泊施設として「西の迎賓館」の異名も持ち、アインシュタインチャップリン溥儀などの海外賓客も利用した、日本の代表的なクラシックホテルのひとつ。2007年、経済産業省により「奈良ホテルと奈良観光関連遺産」の一部として近代化産業遺産認定

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