


(者)。
は、祝
の器(曰(えつ))を埋めて呪禁とする境界の土堤。邑居の周囲にめぐらすお土居の類。それを跨(また)げて、誇越する形であるから、他を侵し、奢る意象の字である。〔説文〕十下に「張るなり」とし、
声とするが、
の声義を用いる亦声の字。また〔説文〕に籀文として
をあげるが、その字は侈の初文。西周期の金文に奢の字がみえ、古くからある字である。
字鏡〕奢 由太介志(ゆたけし)〔名義抄〕奢 ヲゴリ・ホコル 〔字鏡集〕奢 ハル・ソフ・ユルス・オホシ・オゴル・トホス・マサシ・タカハカリ・オソシ・ユルナリ・ハルカナリ・ユルカニ・ホコル・スグル
)thjiaiは声義が近い。奢は侈靡放縦の意とされるが、本来は傲(ごう)(おごる)と同じく、対手に呪的な力を誇示する行為であった。国語の「おごる」も「あがる」、超えまさろうとする心をいう。
▶・奢
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▶・奢汰▶・奢宕▶・奢費▶・奢靡▶・奢放▶・奢望▶・奢予▶・奢麗▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...