華奢(読み)キャシャ

デジタル大辞泉 「華奢」の意味・読み・例文・類語

きゃ‐しゃ【×奢/花車】

[形動][文][ナリ]
姿かたちがほっそりして、上品に感じられるさま。繊細で弱々しく感じられるさま。「―なからだつき」
器物などの作りが、頑丈でないさま。「―なつくりの机」
上品ではなやかなさま。
「二十七八の女、さりとは―に仕出し三つ重ねたる小袖」〈浮・五人女・三〉
[類語](1ひょろっと長身長躯のっぽ背高八頭身ひょろ長い・立っ端がある・ほっそりひょろひょろひょろり細い痩せる細るせ細るける痩せこける痩せさらばえるやつれる憔悴しょうすいする肉が落ちる痩身痩躯細身やせやせっぽちやせぎすスマートスリムか細いほそやか細細ほそぼそ細め極細細作り細める着やせげっそりすらりすらっとスレンダーソップ形がりがりぎすぎす痩せ枯れる痩せ衰える/(2弱いひよわ虚弱羸弱るいじゃく尩弱おうじゃく病弱脆弱ぜいじゃく繊弱劣弱薄弱柔弱惰弱孱弱せんじゃくもろやわやわ軟弱ひ弱いか弱い弱弱しい弱体

か‐しゃ〔クワ‐〕【華×奢】

[名・形動]華やかにおごること。はででぜいたくなこと。また、そのさま。
「―なる京都を離れ鄙野なる諸国に派遣せらることは」〈田口日本開化小史
[類語]贅沢豪奢ごうしゃ豪勢奢侈しゃし驕奢きょうしゃ驕侈きょうしぜいおご

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精選版 日本国語大辞典 「華奢」の意味・読み・例文・類語

か‐しゃクヮ‥【華奢】

  1. 〘 名詞 〙 はなやかでおごりたかぶっていること。はでに暮らすこと。奢侈(しゃし)豪華。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「華奢常度に踰ゆれば、人民大半これを嫌悪す」(出典:自由之理(1872)〈中村正直訳〉四)

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普及版 字通 「華奢」の読み・字形・画数・意味

【華奢】かしや

贅沢。

字通「華」の項目を見る

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