奥一志峡(読み)おくいちしきょう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「奥一志峡」の意味・わかりやすい解説

奥一志峡
おくいちしきょう

三重県中部、津市美杉(みすぎ)町地区にある雲出(くもず)川上流峡谷赤目一志峡県立自然公園の一部。深い自然林清流に迫り、新緑紅葉が美しい。アマゴ養魚場やアマゴ料理を供するアマゴセンターなどがあり、毎年4~9月放流、解禁され、釣り客でにぎわう。最上流部に若宮八幡(はちまん)神社、さらに奥に自然歩道、三重大学演習林などがあり、ハイキング、キャンプが楽しめる施設もある。JR名松(めいしょう)線伊勢奥津(いせおきつ)駅から川上までバス便がある。

[伊藤達雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「奥一志峡」の意味・わかりやすい解説

奥一志峡
おくいちしきょう

三重県中部,雲出川上流部の渓谷。津市に属する。中流部の家城 (いえき) 付近から始まる家城ラインの上流,君ヶ野ダムから奥津 (おきつ) 付近までをさし,野趣に富む渓流に自然林が迫る。アマゴの養殖場が点在し,アユ,ハヤなどの釣り場も多い。君ヶ野ダム湖畔には青少年旅行村宿泊施設がある。赤目一志峡県立自然公園に属する。

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