高見山地の
「日本書紀」仁徳天皇四〇年二月条にみえる
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
三重・奈良県境の高見(たかみ)山地三峰山(みうねやま)付近を源にし、伊勢(いせ)平野を貫流して伊勢湾に注ぐ川。一級河川。延長55キロメートル、流域面積550平方キロメートル。古来大和(やまと)と南伊勢を結ぶ交通路で、上流に大和榛原(はいばら)から通ずる伊勢本街道の一部が、中・下流は名張(なばり)からの初瀬(はせ)街道(伊勢表街道)が通り、開発の歴史は古い。近世に入って利水も進み、1648年(慶安1)には雲出井(くもずい)用水が完成した。上流部は室生赤目青山国定公園(むろうあかめあおやまこくていこうえん)や赤目一志峡(いちしきょう)県立自然公園に指定され、中流部には峡谷家城(いえき)ラインがある。
[伊藤達雄]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…人口1万4479(1995)。西部は布引(ぬのびき)山地とその東側斜面の丘陵性山地であるが,南東部には雲出(くもず)川が流れて沖積低地がひらける。古来,大和と伊勢を結ぶ道の要衝にあり,川口には聖武天皇の行宮(あんぐう)が置かれ,随従した大伴家持の歌に〈河口の野辺〉(《万葉集》巻六)と詠われている。…
※「雲出川」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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