
(はげ)ますなり」とするが、將の繁文とみるべき字である。〔左伝、定四年〕「以て天衷を奬(な)す」は成就、〔国語、周語中〕「以て王室を奬(たす)く」は「将(たす)く」の意である。字を〔説文〕に犬に従う字とするが、下部は廾(きよう)に従うものであろう。
dzang「
(みだ)りに彊(つよ)き犬なり」に近づけた解であろうが、〔方言、六〕に「奬は欲なり。關よりして西、秦・晉の
には、相ひ
むるに聳(しよう)と曰ひ、或いは奬と曰ふ」とあって、奬は犬を嗾かす語ではなく、勧奨する意である。〔説文〕は字を犬に従うものとして、
に近い解をなしたものと思われる。
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▶・奨労▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...