コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

妾馬(めかうま)

デジタル大辞泉プラスの解説

妾馬(めかうま)

古典落語の演目のひとつ。「の馬」とも。前半部分のみを「八五郎出世」として演じることもある。八代目三笑亭可楽が得意とした。オチはしぐさオチ。主な登場人物は、殿様、職人。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

妾馬
めかうま

落語。大名物のなかの大作で、人情噺(ばなし)としても格調が高い。裏屋敷に住む孝行娘のおつるが、大名の赤井御門守(ごもんのかみ)に見そめられて妾(めかけ)となり、やがて男子出生、「おつるの方」と出世した。おつるの兄の八五郎が屋敷に招かれて御馳走(ごちそう)になるが、ことばや作法の失敗を繰り返し、それがかえっておもしろいと殿様に気に入られる。おつると対面した八五郎は、おふくろのことばを伝えて涙を流す。八五郎は家臣に取り立てられ、石垣杢蔵源蟹成(もくぞうみなもとのかになり)となった。ある日、馬に乗って使者の役目で出かけたが、馬術を知らぬので馬が何かに驚いて駆け出す。たてがみにしがみついていると、向こうから屋敷の者がきて「石垣氏、いずれへ」「どこへ行くか、馬にきいてくれ」。現在は、八五郎述懐から士分に取り立てられるところで終わることが多い。落ちまでやらぬと「妾馬」の意味が通じないので、「八五郎出世」という題で口演することもある。6代目三遊亭円生(えんしょう)の十八番であった。[関山和夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

RE100

2014年に国際環境NGO「The Climate Group」が開始した国際的な企業連合。業務に使用する電力の100%を再生可能エネルギーに転換することを目的としている。認定を受けるためには、「企業...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

妾馬(めかうま)の関連情報