孕常盤(読み)ハラミトキワ

精選版 日本国語大辞典 「孕常盤」の意味・読み・例文・類語

はらみときわはらみときは【孕常盤】

  1. 浄瑠璃。時代物。五段。近松門左衛門作。宝永七年(一七一〇)大坂竹本座初演。五条橋での牛若弁慶の主従契約、亀井兄弟の対面、牛若と浄瑠璃姫恋物語主材だが、常盤御前が、清盛の子を宿したことを恥じて館をのがれ捕えられ、牛若丸と弁慶が馬子産婆に身をやつして助ける段が中心。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android