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季節型 きせつがたseasonal form

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

季節型
きせつがた
seasonal form

1年に2回以上発生する動物 (おもに昆虫) で,発生する季節により著しく異なった形態を示すもの。春型,夏型,秋型などと呼ばれ,中間型も現れる。チョウでは,大きさ (アゲハチョウ) ,斑紋 (サカハチチョウ) ,翅形 (キタテハ) などが,季節により一見別種と思われるほど異なるものがある。また,ミジンコは発生季節により体形が異なる。アリマキでは,秋季のみに有性生殖する雌雄が,他の時期には単為生殖する雌のみが生れるが,これは本来の季節型というのとは異なる。

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デジタル大辞泉の解説

きせつ‐がた【季節型】

同一の種の動物が季節によって示す、形態や色彩の変異の型。年2回発生するチョウでは大きさ・模様が異なる春型・夏型があり、ライチョウでは羽色が異なる夏型・冬型がある。季節的変異。

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大辞林 第三版の解説

きせつがた【季節型】

同じ種類の動物が季節の違いによって示す形態・色彩などの変異。ライチョウ・キアゲハなどに顕著。季節的変異。

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世界大百科事典内の季節型の言及

【変異】より

…非遺伝的変異には,ある1個体において形質が変化する場合と,個体間で形質に違いの現れる場合とがある。前者には子どもとおとな,幼虫と成虫といった年齢または発育の段階による違いや,ノウサギの体毛の季節的変化などがあり,後者には春型,夏型といったチョウなどにみられる季節型,トノサマバッタの相変異と呼ばれる幼虫期の生息密度できまる孤独型と群生型,働きバチや兵隊アリのような同一個体群内での社会的変異,クワガタムシの大あごの大きさにみられるような不等成長による変異などがある。また,非遺伝的変異は植物ではきわめて普遍的にみられる。…

※「季節型」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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