孤剣(読み)コケン

デジタル大辞泉 「孤剣」の意味・読み・例文・類語

こけん【孤剣】[書名]

藤沢周平による時代小説シリーズ「用心棒日月抄」の第2作。昭和53年(1978)から昭和55年(1980)、おもに「小説新潮」誌に断続的に連載単行本は昭和55年(1980)に刊行

こ‐けん【孤剣】

ひとふりの剣。また、1本の剣だけで、他の武器を持たないこと。
[補説]書名別項。→孤剣

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精選版 日本国語大辞典 「孤剣」の意味・読み・例文・類語

こ‐けん【孤剣】

  1. 〘 名詞 〙 一ふりの剣。また、刀だけを身に帯びて、他の武器などをもっていないこと。
    1. [初出の実例]「百万の蒙古勢を一掃したる伊勢の神風、孤剣(コケン)飄然南荒を征服したる勇士」(出典:如是放語(1898)〈内田魯庵〉)
    2. [その他の文献]〔陳子昂‐東征答朝臣相送詩〕

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普及版 字通 「孤剣」の読み・字形・画数・意味

【孤剣】こけん

一ふりの剣。一介武士。唐・陳子昂東征朝臣の相ひ送るに答ふ〕詩 劍將(は)た何(いづ)くにか託せん 長謠せん、塞上の風

字通「孤」の項目を見る

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