孫呉(読み)ソンゴ

精選版 日本国語大辞典 「孫呉」の意味・読み・例文・類語

そん‐ご【孫呉】

  1. 中国、戦国時代の兵法家である孫武と呉起。また、その著わした「孫子」「呉子」の二つの兵法書。転じて、兵法、用兵のこと。
    1. [初出の実例]「何(いか)なる孫呉(ソンゴ)が術を得たり共、千騎に足らぬ小勢にて懸合すべしとは覚えず」(出典太平記(14C後)三九)
    2. [その他の文献]〔史記‐貨殖伝・白圭〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「孫呉」の読み・字形・画数・意味

【孫呉】そんご

孫武と呉起。春秋期の兵法家。また、兵法。蜀・諸亮〔後の出師の表〕曹操智計は人に殊す。其の兵を用ふるや、孫に髣髴(はうふつ)たり。

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