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安芸城 あきじょう

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日本の城がわかる事典の解説

あきじょう【安芸城】

高知県安芸市土居にあった平山城(ひらやまじろ)。安芸平野の中央に位置し、安芸川沿いの丘の上に本丸を構え、安芸川と矢川を結ぶ堀を掘って、これを外堀とした。鎌倉時代末期の1309年(延慶2)安芸親氏(あきちかうじ)が築いたと伝えられている。安芸氏は土佐東部の安芸郡を支配、戦国時代に至って安芸国虎(あきくにとら)が勢力を伸ばし、土佐七雄の一人に数えられた。この頃、隣接する長宗我部元親(ちょうそかべもとちか)との対立が激化し、元親の居城である岡豊城(おこうじょう)をたびたび攻めていたが、1569年(永禄12)逆に攻め込まれて、安芸城は陥落、国虎は菩提寺の浄貞寺で自刃した。このあと、元親の弟の香宗我部親泰(こうそかべちかやす)が安芸城に入ったが、長宗我部氏は関ヶ原の戦いで負けたので、改易となった。替わって土佐に入封した山内一豊(やまのうちかずとよ)は、重臣の五藤為重(ごとうためしげ)を安芸に配し、安芸城の城主にした。為重は、内堀に囲まれた区域に屋敷を構え、櫓(やぐら)門や土塁上の塀を整備し、城を土居(陣屋の意味)と称した。以後、五藤氏は明治に至るまで、安芸土居に居住した。現在、城跡には歴史民俗資料館と書道美術館があり、曲輪(くるわ)、土塁、井戸、水堀、石垣などの遺構が残る。土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線安芸駅からバスで18分、西木戸下車徒歩5分。◇安芸(安喜)土居(あきどい)ともいう。

出典|講談社
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