安達生恒(読み)アダチ イクツネ

20世紀日本人名事典 「安達生恒」の解説

安達 生恒
アダチ イクツネ

昭和・平成期の農村問題評論家 島根大学名誉教授。



生年
大正7(1918)年1月14日

没年
平成12(2000)年10月10日

出生地
新潟県小千谷市

学歴〔年〕
京都帝国大学農林経済学科〔昭和16年〕卒

主な受賞名〔年〕
新評賞〔昭和54年〕,中国新聞文化賞〔昭和54年〕,勲三等旭日中綬章〔平成3年〕

経歴
昭和17年京都帝大人文科学研究所助手、24年助教授、32年愛媛大学教授、同年島根大学教授を経て、56年退官し、農業評論家。社会農学研究所所長、米国パシフィック・インターナショナル・インスティテュート学長を歴任。農業基本法による農政が推し進めた単作化、機械化、化学肥料農薬多投という“農業の近代化”が農村を荒廃させたとして、その実態を告発するとともに、農業の自立、農村の再生の道を探る。著書に「むらの再生」「日本農業の選択」「飽食の中の食糧危機」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「安達生恒」の解説

安達生恒 あだち-いくつね

1918-2000 昭和-平成時代の農業経済学者。
大正7年1月14日生まれ。愛媛大教授をへて,昭和32年島根大教授となる。退官後,社会農学研究所を開設し所長。農業の近代化が農村の荒廃をうんだと主張し,徹底した聞き取り調査を実施,かんがえ,行動する農民育成につとめる。平成12年10月10日死去。82歳。新潟県出身。京都帝大卒。著作に「むらの戦後史」「日本農業の選択」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「安達生恒」の解説

安達 生恒 (あだち いくつね)

生年月日:1918年1月14日
昭和時代;平成時代の農村問題評論家。島根大学教授;社会農学研究所所長
2000年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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