安達直次(読み)アダチ ナオジ

20世紀日本人名事典 「安達直次」の解説

安達 直次
アダチ ナオジ

昭和期の染色作家



生年
明治30(1897)年11月30日

没年
昭和52(1977)年7月20日

出生地
東京・神田

主な受賞名〔年〕
勲五等双光旭日章〔昭和52年〕

経歴
明治45年伯父伊東平五郎に染織の手ほどきを受け、大正8年紫藤玉庭、12年桜井霞洞師事。昭和22年商工省主催絹製品展示会手描部門で受賞、同年日本染織美術協会結成に参加し理事となる。30年日本伝統工芸展に出品、翌31年染織部門正会員、36年には新協美術協会工芸部審査員を務めた。42年染芸展で振袖光琳梅」が東京商業共同組合賞となるなど受賞を重ね、東京友禅界の長老として活躍した。主な作品に訪問着梅林」「夕映え」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「安達直次」の解説

安達直次 あだち-なおじ

1897-1977 昭和時代の染色家。
明治30年11月30日生まれ。桜井霞洞(かどう)にまなぶ。昭和22年日本染織美術協会理事。31年日本伝統工芸会正会員,36年新協美術協会審査員。東京友禅界の長老として活躍した。昭和52年7月20日死去。79歳。東京出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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