宜秋門院丹後(読み)ギシュウモンインノタンゴ

精選版 日本国語大辞典 「宜秋門院丹後」の意味・読み・例文・類語

ぎしゅうもんいん‐たんごギシウモンヰン‥【宜秋門院丹後】

  1. 鎌倉初期の歌人。源頼行の娘。源頼政の姪(めい)後鳥羽天皇中宮宜秋門院に女房として仕える。女房三十六歌仙の一人で、歌は、「千載集」「新古今集」「新勅撰集」に収録。生没年未詳。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宜秋門院丹後」の解説

宜秋門院丹後 ぎしゅうもんいんの-たんご

?-? 平安後期-鎌倉時代の歌人。
源頼政(よりまさ)の姪(めい)。後鳥羽(ごとば)天皇の中宮(ちゅうぐう)宜秋門院任子に女房としてつかえる。安元元年(1175)の「右大臣家歌合(うたあわせ)」をはじめとする歌合わせに参加。「千載和歌集」に3首,「新古今和歌集」に9首はいっている。作品にちなみ異浦(ことうらの)丹後ともよばれた。
格言など】忘れじな難波の秋の夜半の空こと浦に澄む月は見るとも(「新古今和歌集」)

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