宝貝(読み)タカラガイ

デジタル大辞泉 「宝貝」の意味・読み・例文・類語

たから‐がい〔‐がひ〕【宝貝】

タカラガイ科の巻き貝総称貝殻卵形背面は滑らかで光沢が強く、斑紋がある。腹面の細長い殻口の両縁に刻み目があり、生きているときは殻を外套膜がいとうまくが包んでいる。熱帯地方浅海に多い。古代貨幣として使用。ホシダカラガイハチジョウダカラガイなど。こやすがい。

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精選版 日本国語大辞典 「宝貝」の意味・読み・例文・類語

たから‐がい‥がひ【宝貝】

  1. 〘 名詞 〙 タカラガイ科に属する貝の総称。ほとんどの種が本州房総半島以南の暖海に広く分布する。殻は長卵形で、殻長二~一〇センチメートルぐらい。殻口は殻の中央を縦に細長くのび、両ぶちに細かい刻みがある。表面はなめらかで光沢があり、美しい斑紋をもつ種が多い。名は古代中国などで貨幣のかわりに用いたことに由来する。ニューギニアの山地族(モニ族など)では最近まで貨幣として使われていた。殻は貝細工に、大形種の肉は食用にする。出産のさい殻を握っていると安産すると伝えられ、子安貝(こやすがい)ともいう。《 季語・春 》 〔多識編(1631)〕

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普及版 字通 「宝貝」の読み・字形・画数・意味

【宝貝】ほうばい

宝の貝。

字通「宝」の項目を見る

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動植物名よみかた辞典 普及版 「宝貝」の解説

宝貝 (タカラガイ)

動物。タカラガイ科に属する巻き貝の総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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