宝鐸(読み)ホウチャク

デジタル大辞泉 「宝鐸」の意味・読み・例文・類語

ほう‐ちゃく【宝×鐸】

堂塔の軒の四隅などに、飾りとしてつるす大形の風鈴風鐸ふうたく。ほうたく。
銅鐸どうたく美称。ほうたく。

ほう‐たく【宝×鐸】

ほうちゃく(宝鐸)

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精選版 日本国語大辞典 「宝鐸」の意味・読み・例文・類語

ほう‐たく【宝鐸】

  1. 〘 名詞 〙 寺院の堂塔の四隅の軒などに吊して飾りとする大きな鈴。また、銅鐸の美称。風鐸(ふうたく)。ほうちゃく。
    1. 宝鐸〈奈良県法隆寺五重塔〉
      宝鐸〈奈良県法隆寺五重塔〉
    2. [初出の実例]「参河国献銅鐸一。高三尺四寸、径一尺四寸〈略〉或曰、是阿育王之宝鐸也」(出典日本三代実録‐貞観二年(860)八月一四日)
    3. [その他の文献]〔梁昭明太子‐講席将訖賦三十韻詩〕

ほう‐ちゃく【宝鐸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ほうたく(宝鐸)
    1. [初出の実例]「宝鐸(ホウチャク)ゆりたるは有難き事ぞかし」(出典:発心集(1216頃か)五)
  3. 植物とうちくらん(唐竹蘭)」の異名

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普及版 字通 「宝鐸」の読み・字形・画数・意味

【宝鐸】ほうたく

風鐸。

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