客観的(読み)キャッカンテキ

精選版 日本国語大辞典 「客観的」の意味・読み・例文・類語

きゃっかん‐てきキャククヮン‥【客観的】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 主観を離れて、客観そのものに即しているさま。また、第三者の立場で物事を見たり考えたりするさま。即物的。対象的。かっかんてき。⇔主観的。〔辞林(明治四〇年版)(1907)〕
    1. [初出の実例]「只之を客観的(キャククヮンテキ)に露出し客観的に描きて」(出典面白半分(1917)〈宮武外骨〉政教文芸の起源は悉く猥褻なり)

かっかん‐てきカククヮン‥【客観的】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙きゃっかんてき(客観的)哲学字彙(1881)〕
    1. [初出の実例]「客観的美と主観的美とも亦相対して美の要素を為す」(出典:俳人蕪村(1897)〈正岡子規〉客観的美)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android