日本歴史地名大系 「宮前区」の解説 宮前区みやまえく 神奈川県:川崎市宮前区面積:一八・六〇平方キロ川崎市の西南丘陵部を占め、北は高津(たかつ)区・多摩区、南は横浜市港北(こうほく)区・緑(みどり)区、東は高津区、西は多摩区に接する。区のほぼ中央を北東から南西へ旧道の矢倉沢(やぐらさわ)往還にほぼ並行して国道二四六号が通る。区域はかつて橘樹(たちばな)郡に属し、明治五年(一八七二)大区小区制施行により、梶(かじ)ヶ谷(や)村・有間(ありま)村・馬絹(まぎぬ)村・土橋(つちはし)村・上野川(かみのがわ)村・下野川村は五大区五小区、下菅生(しもすがお)村・長尾(ながお)村・平(たいら)村は同六小区となる。同二二年町村制施行により梶ヶ谷村・有間村・馬絹村・野川村・土橋村は溝口(みぞのくち)村(現高津区)飛地と合併して宮前村に、平村・菅生村・長尾村は上作延(かみさくのべ)村(現高津区)とともに向丘(むかいがおか)村となった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「宮前区」の意味・わかりやすい解説 宮前〔区〕みやまえ 神奈川県北東部,川崎市中部の区。 1982年高津区から分離して区制。区名は旧村宮前 (みやざき) 村にちなむ。東京急行電鉄田園都市線の開通とともに,宅地化が進んだ。市内最古の名刹影向 (ようごう) 寺があり,本尊の木造薬師如来および両脇士像は重要文化財に指定。南北に,国道 246号線,東名高速道路が通り,東名川崎インターチェンジがある。面積 18.61km2。人口 23万3728(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by