宮崎十四郎(読み)みやざき じゅうしろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宮崎十四郎」の解説

宮崎十四郎(初代) みやざき-じゅうしろう

1667-1723 江戸時代前期-中期歌舞伎役者
寛文7年生まれ。宮崎伝吉門弟。江戸山村座で,天和(てんな)から元禄(げんろく)にかけて若衆方として名があった。のち立役(たちやく)に転じ,武道事を得意とした。享保(きょうほう)8年2月25日死去。57歳。前名は宮崎式部,宮崎重四郎。俳名は巴十。屋号は巴屋。

宮崎十四郎(2代) みやざき-じゅうしろう

1708-1769 江戸時代中期の歌舞伎役者。
宝永5年生まれ。初代宮崎十四郎の門弟で,その養子となった。享保(きょうほう)8年(1723)江戸中村座で2代を襲名敵役,半道を得意とした。明和6年1月9日死去。62歳。前名は宮崎十太郎。俳名は巴十。屋号は巴屋。

宮崎十四郎(3代) みやざき-じゅうしろう

?-? 江戸時代中期-後期の歌舞伎役者。
2代宮崎十四郎の門人。天明4年(1784)江戸中村座で3代を襲名。師の芸風をついで敵役と半道を得意とした。文化3年(1806)以後活動は不明。前名は宮崎八蔵。俳名は一十,巴十。屋号は巴屋。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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