デジタル大辞泉
「家居」の意味・読み・例文・類語
いえ‐い〔いへゐ〕【家居】
[名](スル)
1 家にいること。また、家をつくって住むこと。
「余り外出もせずに、―勝ちであったが」〈木下尚江・良人の自白〉
2 すまい。家。
「―のつきづきしくあらまほしきこそ仮の宿りとは思へど」〈徒然・一〇〉
か‐きょ【家居】
[名](スル)
1 家に引きこもっていること。また、任官しないで家にいること。いえい。
「或は―し、或は海辺をさ迷いながら」〈達治・落葉やんで〉
2 すまい。住居。いえい。
「この―のさまこそ譬えてもいわれぬ」〈鴎外訳・即興詩人〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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いえ‐いいへゐ【家居】
- 〘 名詞 〙
- ① ( ━する ) 家に居ること。家を造って住むこと。居住。
- [初出の実例]「家二居播磨国賀古郡伊南野一焉」(出典:続日本紀‐天平神護元年(765)五月庚戌)
- 「雪をおきて梅をな恋ひそあしひきの山かたづきて家居(いへゐ)せる君」(出典:万葉集(8C後)一〇・一八四二)
- ② 家。すみか。すまい。
- [初出の実例]「大方の御いへゐも、ありしよりけにあさましけれど」(出典:源氏物語(1001‐14頃)蓬生)
か‐きょ【家居】
- 〘 名詞 〙
- ① ( ━する ) 家にひきこもっていること。また、任官しないで家にいることについてもいう。いえい。
- [初出の実例]「所レ希は、我と子由と同帰二故山一、相共に家居せいでと思ぞ」(出典:四河入海(17C前)一八)
- [その他の文献]〔史記‐陸賈伝〕
- ② 住居。すまい。いえい。
- [初出の実例]「家居は四五層或は六七層にして、石を以て墻(かべ)となす」(出典:和蘭天説(1795))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「家居」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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