宿儒(読み)しゅくじゅ

精選版 日本国語大辞典 「宿儒」の意味・読み・例文・類語

しゅく‐じゅ【宿儒】

  1. 〘 名詞 〙 経験を積んで、名望のある儒者年功のある学者宿学宿碩(しゅくせき)
    1. [初出の実例]「公謂宿儒刀利康嗣曰」(出典家伝(760頃)下)
    2. 「その真実の道理をば、老師、宿儒(シュクジュ)知見抜群の人さへさとり得事稀なり」(出典:翁問答(1650)上)
    3. [その他の文献]〔漢書‐翟方進伝〕

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普及版 字通 「宿儒」の読み・字形・画数・意味

【宿儒】しゆくじゆ

老儒碩学。〔後漢書、班固伝〕竊(ひそ)かに故(もと)の司掾桓梁を見るに、宿儒にして名あり、州里に冠にす。七十從心、行ひ(のり)を踰(こ)えず。蓋(けだ)しの光暉にして、當世の俊なり。

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