富山小太郎(読み)トミヤマ コタロウ

20世紀日本人名事典 「富山小太郎」の解説

富山 小太郎
トミヤマ コタロウ

昭和期の物理学者



生年
明治35(1902)年12月

没年
昭和47(1972)年8月23日

出生地
福島県

学歴〔年〕
東京帝大理学部物理学科〔大正14年〕卒

学位〔年〕
理学博士

経歴
松本高等学校講師、教授を経て、昭和5年理化学研究所高嶺俊夫研究室嘱託、同年東京物理学校講師、16〜19年教授。同年開校の電波科学専門学校設立計画に参画。また岩波書店「科学」の編集、のち編集主任として「科学の辞典監修、「理科学辞典」第2版編集刊行に従事。24年早大第一理工学部講師、33年教授。35年同大理工学研究所管理委員、39年理工学部一般教育主任、40年新設の物理学科初代主任。現代物理学の紹介、解説、論評で知られる。著書に「相対性理論」「現代物理学の理論」「力学」「電磁気学」「物理学への道」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「富山小太郎」の解説

富山小太郎 とみやま-こたろう

1902-1972 昭和時代の物理学者。
明治35年12月生まれ。松本高教授から理化学研究所にうつり,昭和16年東京物理学校(現東京理大)教授。岩波書店「科学」の編集主任をへて,33年早大教授。現代物理学の紹介者,解説者として知られる。昭和47年8月23日死去。69歳。福島県出身。東京帝大卒。著作に「現代物理学の論理」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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