シュバイツァー(読み)しゅばいつぁー

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シュバイツァー」の意味・わかりやすい解説

シュバイツァー
Schweitzer, Albert

[生]1875.1.14. アルザス,カイゼルスベルク
[没]1965.9.4. ガボン,ランバレネ
フランスのプロテスタント神学者,音楽家,哲学者,医師。ストラスブール大学で神学と哲学を修め,かたわら音楽,ことにバッハの研究に従い,キリストについての見解,パウロの神秘主義の研究,また独自の生命観を唱え,それぞれ注目を浴びた。バッハの解釈,演奏についても早くから認められ,そのオルガン製作についての意見は国際基準とされた。布教活動を目的に 1905年から医学を学んで 13年に医師となり,フランス領の赤道アフリカ (現在のガボン共和国) に渡って,ランバレネで現地人への伝道と医療に奉仕した。 52年ノーベル平和賞を受けた。主著に『文化哲学』 Kulturphilosophieがある。

シュバイツァー
Schweitzer, Johann Baptist von

[生]1833.7.12. フランクフルトアムマイン
[没]1875.7.28. ベルン,ブリエンツ湖畔ギースバハ
ドイツの労働運動指導者,政治家劇作家。 1862年以後 F.ラサールの跡を継いで全ドイツ労働者協会会長 (1864~71) ,65年同協会機関紙『社会民主主義』 Der Sozialdemokratを発刊した。北ドイツ連邦議会議員。プロシア中心勢力を保ち,ビスマルク政策を支持し,A.ベーベルや K.リープクネヒトと衝突した。

シュバイツァー
Schweitzer, Pierre-Paul

[生]1912.5.29. ストラスブール
[没]1994.1.2. パリ
フランスの国際金融論専門家。 A.シュバイツァーの甥。ストラスブール大学,パリ大学卒業。 1936年大蔵省に入り,47年国際通貨基金 IMFのフランス代表。 60年フランス国立銀行副総裁となり,同国のインフレ経済再建に尽した功績は高く評価された。 63年 IMF専務理事。 71年のドル・ショック後,各国通貨調整に失敗,73年 IMF専務理事を辞任,民間銀行役員に就任

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「シュバイツァー」の意味・わかりやすい解説

シュバイツァー
しゅばいつぁー

シュワイツァー

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