寺観(読み)ジカン

デジタル大辞泉 「寺観」の意味・読み・例文・類語

じ‐かん〔‐クワン〕【寺観】

《「観」は道士の住む建物の意》僧の住する寺と、道士の住する観。
寺院堂塔

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精選版 日本国語大辞典 「寺観」の意味・読み・例文・類語

じ‐かん‥クヮン【寺観】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「観」は道士の住む建物の意 ) 僧の住する寺と、道士の住する観。仏寺道観
    1. [初出の実例]「山谷樹深き所には、寺観楼閣の屋ねを重ね」(出典:俳諧・本朝文選(1706)三・譜類・山水譜〈許六〉)
    2. [その他の文献]〔韓愈‐論仏骨表〕
  3. 寺院。てら。また、その建造物
    1. [初出の実例]「キョウヲ サマシテ イル トコロニ jiquã(ジクヮン) バウウモ クヅレタヲレテ」(出典サントスの御作業の内抜書(1591)二)

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普及版 字通 「寺観」の読み・字形・画数・意味

【寺観】じかん(くわん)

てら。北魏楊衒之洛陽伽藍記の序〕永煕の多なるに曁(およ)んで、皇輿(げふ)にる。~武定五年に至り、~余(われ)行役に因り、重ねて洛陽を覽るに、毀し、宮室し、寺燼となり、丘墟となる。

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