対馬焼(読み)ツシマヤキ

デジタル大辞泉 「対馬焼」の意味・読み・例文・類語

つしま‐やき【対馬焼】

対馬から産出した焼き物。ふつう、朝鮮釜山窯ふざんようのものも含めていう。享保(1716~1736)ごろ朝鮮の陶法が伝えられて創始茶器が主で、陶器のほか磁器も焼いた。

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精選版 日本国語大辞典 「対馬焼」の意味・読み・例文・類語

つしま‐やき【対馬焼】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、対馬(長崎県)で産出した陶器。増田焼、志賀焼などの類。対州(たいしゅう)焼。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「対馬焼」の意味・わかりやすい解説

対馬焼
つしまやき

長崎県対馬の陶磁器。一般には朝鮮釜山窯の作品も含めて対馬焼と称する。出土品には7~8世紀頃の土器片も含まれているが,確認できる窯は釜山窯廃絶直後の享保年間 (1716~36) からで,南部の厳原付近にある。小浦皿山窯,志賀焼窯など数ヵ所の窯場があったが,いずれも江戸時代または明治年間に廃絶。作品は青みある素地に半透明白釉を施したものが多く,染付,御本写し,三島手なども作られた。

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