寿仏寺(読み)じゆぶつじ

日本歴史地名大系 「寿仏寺」の解説

寿仏寺
じゆぶつじ

[現在地名]北区大森東町

無量山と号する。臨済宗妙心寺派。本尊慈覚大師(円仁)作と伝える阿弥陀如来。もとは浄土宗であったと思われる。享保三年(一七一八)四月の宗旨請判(寿仏寺文書)によれば、寺は往古より東河内ひがしかわち(現北区)鬼門にあったようである。

元亀四年(一五七三)正月の大般若経願文(同文書)では「小野郷東河内惣中」の八三人が、たとえば、「小野郷東河内惣中 願主 平井三郎四郎」と、一人一人が一枚ずつ自分の名を記すが、寺の創建はそれ以前であろう。当寺に現存する鎌倉―室町期の大般若経二〇〇巻は、このとき村人によって施入されたと思われる。大般若経には「正応六年八月二日阿闍梨(花押)」、「寛正五甲□□月上旬之比、山隆寺供花衆奉加也、道性禅門」などと奥書するものもある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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