専日(読み)センジツ

デジタル大辞泉 「専日」の意味・読み・例文・類語

せん‐じつ【専日】

暦で、干支えと十干十二支配当される五行ごぎょうが同じになり、生気なく和合を忌むという日。戊辰ぼしん己丑きちゅう戊戌ぼじゅつ丙午へいご壬子じんし甲寅こういん乙卯おつぼう丁巳ていし己未きび庚申こうしん辛酉しんゆう癸亥きがいの12日。

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精選版 日本国語大辞典 「専日」の意味・読み・例文・類語

せん‐じつ【専日】

  1. 〘 名詞 〙 暦で干と支が五行の配当を同じくする同気の日。五行の気が専一であるという意味で専日という。戊辰己丑戊戌丙午壬子甲寅・乙卯・丁巳・己未・庚申・辛酉癸亥の一二日。たとえば、戊辰の日は干支ともに土であり、壬子の日は、干支ともに水に当たる。この日は出陣を忌むとされる。なお、壬子から癸亥に至る一二日間には、専日が八日も含まれることから特に八専と称する。
    1. [初出の実例]「凡そ、日の善悪をさだむるに、五種あり。専日。保日。儀日。征日。伐日也」(出典:名語記(1275)五)
    2. [その他の文献]〔協紀弁方書‐義例三・宝義制専伐日〕

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