精選版 日本国語大辞典 「八専」の意味・読み・例文・類語
はっ‐せん【八専】
〘名〙 壬子(みずのえね)の日から癸亥(みずのとい)の日までの一二日間のうち丑(うし)・辰(たつ)・午(うま)・戌(いぬ)の四日を間日(まび)として除いた残りの八日をいう。この八日は、壬子(水水)・甲寅(木木)・乙卯(木木)・丁巳(火火)・己未(土土)・庚申(金金)・辛酉(金金)・癸亥(水水)で、上の十干と下の十二支の五行が合う。一年に六回あり、この期間は雨が多いといわれる。また、嫁取り、造作、売買などを忌む。八専日。専日。
※左経記‐長元五年(1032)六月一〇日「而十三日以後八専也、雖レ然事已無レ止、若八専旱損彌可レ盛云」
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