小才(読み)しょうさい

精選版 日本国語大辞典 「小才」の意味・読み・例文・類語

しょう‐さい セウ‥【小才】

〘名〙 ちょっとしたことをやってのける能力。わずかの才知。また、才能がすくないこと。また、その人。こさい。
経国集(827)二〇・紀真象対策文「臣学非稽古、業謝専門、以閭閻之小才、叨明時之貢薦
四河入海(17C前)一三「少才なれども、世に名あって用いらるる人も有と云心に如此云ぞ」 〔漢書‐董仲舒伝〕

こ‐さい【小才】

〘名〙 (形動) (「こざい」とも) ちょっとした事をうまくやってのけること。また、そのさまや能力。
浮世草子・当世乙女織(1706)四「粋の藤兵衛がちょとこざいな、伽羅をきくとて香炉をば、座敷の中へうちあげる」
社会百面相(1902)〈内田魯庵投機「根が小才(コサイ)の利く男だから何処へ行っても役に立つので」

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デジタル大辞泉 「小才」の意味・読み・例文・類語

こ‐さい【小才】

《「こざい」とも》その場に合わせて、うまく始末をつける能力。「小才が利く」
[類語]小手先機知頓知機転

しょう‐さい〔セウ‐〕【小才】

わずかな才能。こさい。

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普及版 字通 「小才」の読み・字形・画数・意味

【小才】しようさい

こざかしい。

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