20世紀日本人名事典 「小松崎邦雄」の解説
小松崎 邦雄
コマツザキ クニオ
昭和・平成期の洋画家
- 生年
- 昭和6(1931)年9月2日
- 没年
- 平成4(1992)年12月28日
- 出生地
- 東京・日暮里
- 学歴〔年〕
- 東京芸術大学美術学部油絵科〔昭和29年〕卒,東京芸術大学専攻科〔昭和31年〕修了
- 主な受賞名〔年〕
- 安宅賞「群像」,大橋賞「群像」,一水会賞(第18回)〔昭和31年〕,昭和会賞(第4回)〔昭和44年〕「ボンジョルノ・ロマーノ」,東郷青児美術館大賞(第5回 昭56年度)〔昭和57年〕「舞妓誕生」,浦和市文化栄誉賞(第4回)〔平成2年〕,宮本三郎記念賞(第9回)〔平成3年〕「稲穂のつどい」
- 経歴
- 中学生の頃から油絵を描き始め、大学在学中は安井曽太郎、林武に師事。のち東京芸大助手、講師を務めた。一方、昭和29年一水会展に初入選、以後連続出品。32年一水会会員となる。38年第1回個展を開催。43〜44年ユネスコフェローシップによりヨーロッパに留学、ファン・アイクやフェルメールに影響を受ける。54年明日への具象展結成、同人に。’70年代は人形やヌードを多く描き、’80年代に入ってからは舞妓像を得意とした。著書に「誰にでもできる名画の技法〈油絵〉」「油絵 人物を描く」「油絵 風景を描く」「小松崎邦雄の水彩画」がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報