小竹貝塚(読み)おだけかいづか

共同通信ニュース用語解説 「小竹貝塚」の解説

小竹貝塚

富山市にある縄文時代前期の貝塚。北陸新幹線建設に伴う発掘調査で、シジミ中心とする厚さ約2メートルの大規模な貝塚を確認した。縄文前期としては最多となる91体分以上の人骨が出土し、木製品動物の骨で作った道具装飾品などといった遺物多数見つかった。

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日本歴史地名大系 「小竹貝塚」の解説

小竹貝塚
おだけかいづか

[現在地名]富山市呉羽町 種田

JR北陸本線呉羽くれは駅の東側踏切を北に渡りしばらく進んだ右手、新鍛治しんかじ川承水路の一帯に残された縄文時代前期の大貝塚。昭和四六年(一九七一)承水路部分の発掘が行われた。貝層は標高四メートルの地表下一・五メートルにあって、東西五〇メートル、南北一五〇メートルの範囲に広がる。厚い所では一メートルを超す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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