日本歴史地名大系 「小籠村」の解説
小籠村
こごめむら
当村域は天正一六年(一五八八)の江村郷地検帳の下崎ノ村・小籠村にあたると考えられ、検地面積五二町六反一九代で、一部散田のほか、多くの長宗我部氏家臣の給地となっている。西北に岡豊城があり、当地辺りは城防衛の前線拠点となった。地検帳に「小籠土ゐヤシキ」一反三三代二歩がみえるが、検地当時は多くの農民の居屋敷に分割されている。当地はそれだけ変貌が激しかったわけである。元禄地払帳によると総地高五二五石余、うち本田高五二一石余・新田高四石余。
小籠村
こごもりむら
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報